第13回日本感性工学会大会
開催期間
2011年09月03日(土) ~ 2011年09月05日(月)
会場
工学院大学 新宿キャンパス
163-8677 東京都新宿区西新宿1-24-2
http://www.kogakuin.ac.jp/map/shinjuku/index.html
大会テーマ
第13回日本感性工学会大会
テーマ「製品と感性工学」
いまなぜ“感性”なのか。これについては、いろいろな視点からの見解があると思いますが、その中で最も大きな要因は、多くの場面で“論理”だけではうまくいかないことが起こり、数量化(定量化)による方法では説明できない人間の内面に潜む“思い”、いわゆる“感性”が意思決定に多大な影響力を持っているからです。製品を製造するとき、またその店頭展示プロモーションを行うとき、データや理論を重視する方法論があるが、それらだけでは人の心をとらえることはできません。もちろん、データや理論はものごとを科学的にとらえるときに重要です。しかし、私たちはもっと重要なことを忘れてはなりません。たとえば、店頭で消費行動をするのが“人”であるかぎり、データや理論よりもっと大切な“コト”、それは人の“感性”です。人の感性を論理で武装することは難しいでしょう。なぜならば、それはデータや理論を超越したところに存在しているからです。いま、私たちに求められているものは、データや理論を超越した“感性力”です。
最近、自動車や化粧品のメーカをはじめとする製造会社、商品を販売する小売店、それらの商品のプロモーションを支援する広告代理店など、感性を取り入れた新しい製品戦略が注目を集め、成果を上げています。
一方、近年、多くの企業の“売れない”現状を解決するための一つの方法論として感性工学の応用が期待されています。現在、個人消費が低迷している大きな要因の一つに、「良いものを作っても売れない」という状況にあり、これに対する方策が各企業で求められています。感性工学は、このような状況に対する救世主になり得るのでしょうか。また、急速に発展を遂げる新興国にとっても、同じような事情にあります。今後、日本感性工学会がこれらの課題に対してさらに貢献できる立場にあることは、私たち会員が共通認識としてもっていることが重要になり、感性工学を要とした方法論の適用が、経済的な発展の輪が拡大していくこにつながってくるものと確信しています。
第13回日本感性工学会大会への多くのみなさんの参加を期待しております。
大会実行委員長 椎塚久雄 (工学院大学)
大会概要
特別講演等、研究発表(査読セッション、一般講演セッション、ポスターセッション、企画セッション)を行います。
査読セッションに投稿された論文は、通常の学会論文誌の査読が行われ、査読を通ったものはそのまま学会論文誌へ掲載されます。
査読セッション以外で発表される論文について、KEER2012 (Kansei Engineering and Emotion Research 2012)への投稿とすることができます。詳細については後日お知らせします。
KEER2012については以下をご参照ください。
https://archives.jske.org/muvibx1lw-108/#_108
備考・諸注意
– 論文発表の方々へのご案内 –
各会場ごとにプロジェクタが設置されています。PC(Windows7)も備えられていますが、持ち込んだPCを使用することもできます(ケーブルは通常の15pinのものです)。また、控室(5階542教室)のパソコンとプロジェクタ(会場と同じもの)を確認用に利用することができます。
一般セッション
発表12分 質疑3分
査読セッション
発表12分 質疑8分
企画セッション
発表時間等は,企画担当者にお尋ね下さい。
ポスターボードの大きさは「幅180cm×高さ90cm」(ボード最下部は地上90cm)です。
ポスターは必ず与えられた番号の場所に掲示し、ポスターセッション(1)(3日15:25-16:15)、ポスターセッション(2)(4日 11:00-11:50)のうち、割り当てられた方の時間帯には必ずポスター前にて説明を行って下さい。掲示可能な全時間帯(3日-5日までずっと貼っておけます(詳細は後日))に、掲示を行っていただいてかまいません。
お問い合わせ先:
第13回日本感性工学会大会事務局 jske13(at)jske.org
実行委員・協賛
【実行委員】 敬称略・順不同
大会実行委員長:椎塚 久雄 (工学院大学)
プログラム担当:林 真理 (工学院大学)
橘 完太 (工学院大学) | 張 ジョ (工学院大学) |
市原 恭代 (工学院大学) | 蒲池 みゆき (工学院大学) |
田中 久弥 (工学院大学) | 高寺 政行 (信州大学) |
加藤 俊一 (中央大学) | 山中 敏正 (筑波大学大学院) |
大谷 毅 (信州大学) | 竹林 征三 (富士常葉大学附属風土工学研究所) |
柳瀬 徹夫 (広島国際大学) | 寺内 文雄 (千葉大学) |
神田 太樹 (西武文理大学) | 井口 竹喜 (菊池製作所) |
桑子 敏雄 (東京工業大学) | 柏崎 尚也 (東京電機大学) |
布川 博士 (岩手県立大学) | 小阪 裕司 (株式会社オラクル) |
千代 章一郎 (広島大学大学院) | 金子 孝一 (宮城大学) |
廣川 妙子 (文化女子大学) | 藤戸 幹雄 (京都工芸繊維大学) |
久野 節二 (筑波大学大学院) | 庄司 裕子 (中央大学) |
竹川 亮三 (有限会社シンカデザイン) | 松縄 正登 (筑波大学大学院) |
城間 祥之 (札幌市立大学) | 長島 知正 (室蘭工業大学) |
小代 禎彦 (TOTO株式会社 総合研究所) | 森田 昌嗣 (九州大学) |
菅原 正博 (宝塚造形芸術大学) | 井場 陽一 (オリンパス株志会社) |
加藤 昇平 (名古屋工業大学) | 徃住 彰文 (東京工業大学) |
大倉 典子 (芝浦工業大学) | 上條 正義 (信州大学) |
小泉 英明 (株式会社日立製作所 基礎研究所) | 清水 義雄 (信州大学) |
長沢 伸也 (早稲田大学大学院) | 原田 昭 (札幌市立大学) |
飯田 健夫 (立命館大学) | 長町 三生 (広島国際大学) |
春日 正男 (宇都宮大学) | 斎田 真也 (神奈川大学) |
西松 豊典 (信州大学) | 清水 裕子 (宇都宮大学) |
【後援・協賛】
後援・協賛学会の会員の方には、正会員の参加費が適用されます。
後援:
日本学術会議
協賛: (順不同)
公益社団法人 計測自動制御学会 | 日本知能情報ファジィ学会 |
社団法人 高分子学会 | 公益社団法人 精密工学会 |
社団法人 繊維学会 | 公益社団法人 土木学会 |
社団法人 日本建築学会 | 公益社団法人 日本セラミックス協会 |
社団法人 電気学会 | 一般社団法人 日本ロボット学会 |
社団法人 日本オペレーションズ・リサーチ学会 | 公益社団法人 日本材料学会 |
社団法人 日本繊維機械学会 | 社団法人 日本繊維製品消費科学会 |
システム制御情報学会 | 特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会 |
社団法人 日本品質管理学会 | 社団法人 照明学会 |
特定非営利活動法人ヒューマンインタフェース学会 | ファッションビジネス学会 |
一般社団法人 画像電子学会 | 日本顔学会 |
日本社会心理学会 | 日本味と匂学会 |
社団法人 日本塑性加工学会 | 社会・経済システム学会 |
教育システム情報学会 | 日本応用数理学会 |
日本化粧品技術者会 | 社団法人 日本経営工学会 |
日本認知科学会 | 公益社団法人 におい・かおり環境協会 |
公益社団法人 自動車技術会 | 公益社団法人 化学工学会 |
社団法人 人工知能学会 | 社団法人 電子情報通信学会 |
社団法人 日本工学アカデミー | 一般社団法人 日本人間工学会 |
一般社団法人 情報処理学会 | 社団法人 日本生体医工学会 |
公益社団法人 日本化学会 | 一般社団法人 日本機械学会 |
社団法人 日本金属学会 | 公益社団法人 日本心理学会 |
公益社団法人 日本生物工学会 | 社団法人 日本都市計画学会 |
形の科学会 | 日本行動計量学会 |
一般社団法人 日本計算工学会 | 日本材料科学会 |
日本色彩学会 | 日本神経回路学会 |
日本リアルオプション学会 | 特定非営利活動法人 横断型基幹科学技術研究団体連合 |